God Part / U2 | Real Thing


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God Part / U2

U2 rattle and hum


悪魔を信じるな
俺は悪魔の書いた本を信じない
だが悪魔の嘘がなければ、真実もこんなにはっきりしなかったはず

過剰なものを信じるな
成功は分け与えるもの
俺は金持ちたちを信じない
でも俺がどんな生活をしているかは見たほうがいいぜ
俺は・・・俺は愛を信じる

強制立ち入りを信じるな 
俺はレイプを信じない
でも彼女が通り過ぎるとき
いつも野蛮な気持ちになってしまうんだ

俺は死刑囚の監房もスラムやギャングも信じない
ウージ機関銃を信じるな
それは俺の手の中で消え去った
俺は・・・俺は愛を信じる

コカインを信じるな
俺の頭のなかはスピードボールでいっちゃってる
俺は君を切り刻んで開いてあげることもできたのに・・・
俺が言ったこと聞いてるかい?
治療のしようがないなんて俺に言う奴らを信じない
金持ちはいつも健康で
貧乏人はいつも病気のままさ
俺は・・・俺は愛を信じる

俺はゴールドマンを信じない
悪罵をつくようなタイプの野郎
もし俺が真っ先に彼を捕えなくても
因果応報の目に遭うだろうよ
ロックンロールが本当に世界を変えることが出来るなんて俺は信じない
革命を引き起こして世の中が急展開するなんてことはないのさ
俺・・・俺は愛を信じる

黄金のポップス時代だった60年代を俺は信じない
未来は無味乾燥で希望が持てないものだと感じたら
人は過去をやたら賛美したくなるのさ
昨夜遅くに、あるシンガーがラジオでこう歌ってたのを聞いたよ
彼は夜明けの陽が差し込むまで暗闇と闘い続けると
俺・・・俺は愛を信じる

俺は今にも崩れ落ちてしまいそうで
車輪の上で回っているみたいなんだ
それが止まるときは
いつも神の御名と存在を身近に感じるとき
俺は・・・俺は愛を信じる

Stop!

(For John Lennon)

魂の叫び
Rattle And Hum / U2

U2 魂の叫び
U2 魂の叫び(DVD)

1988年、アルバート・ゴールドマンによるジョン・レノンの伝記本「The Lives of John Lennon(邦題“ジョン・レノン伝説”)」が刊行された時、それは世間に物議を醸しました。
伝聞と偏見に基づいたゴシップ色の強い作品で、ジョンのみでなくビートルズのメンバーや関係者の名誉を傷つけるような書物だったからです。

悪魔を信じるな
俺は悪魔の書いた本を信じない

から始まるこの「God Part供廚硫了譴話者ゴールドマンに対する痛烈な批判と怒りが込められています。
同じく88年に公開された「魂の叫び」ですから、おそらくは刊行前から相当な評判だったのでしょうね、ゴールドマンの書いたものは。
ワイドショー的に無責任に興味を煽りアーティストを食い物にするライターの言う事を鵜呑みにする人も、ごく一部に居たのかもしれません。腹立たしいことですが。

ジョンの曲は全て「I don't believe・・・」と始まるのに対してBonoは「I」を抜き「Don't believe・・・」から歌い始めます。
「I」があれば「私は信じない」ですが、「I」が無ければ「信じるな」という命令形になってしまうので、訳す時にどう捉えるべきか正直かなり迷いました。
たった1文字の「I」の有る無しで大きく意味合いが違ってくるのだけれど、おそらくBonoは両方の意味を含んで、歌ったのではないかな・・・。

この曲が収録されている「Rattle And Hum」は、映画もアルバムもBonoの「チャールズ・マンソンに奪われたビートルズの歌を獲り返す!」というMCで始まる「Helter Skelter」のカヴァーから幕を開けます。
チャールズ・マンソンは白人と黒人の最終戦争のことを“Helter Skelter”と呼んでいて「“Helter Skelter”に備えよ」と自らが率いるカルト集団で呼びかけていました。
ビートルズの歌を貶めるマンソンにもジョン・レノンを汚すゴールドマンにも、我慢ならなかったBono。
自分が愛する歌、歌から与えて貰った愛を踏みにじられるのは許せなかったのでしょう。

「God」での「I」は通常の一人称では決してなく、あれはジョンの一人称で語られ歌われてこそ深い意味を持つ曲です。
たとえそれがいくら名曲であっても「God」を歌うというのはジョンの生き方に何らかの自己投影をしているか、あるいは自分の価値観をなぞらえているのかと思えてしまうので、「ジョンのソロ曲がカヴァーされにくい」というのは理解できるんですね。(イマジンは別として)
「God」そのものをカヴァーせず、「God Part供廚箸いΧ覆鯀郎遒靴Bonoのバランス感覚は素晴らしいなと思う。

I believe in love
俺は愛を信じる 

ここでの「愛」はジョンの曲「LOVE」も含み、音楽への愛や音楽から与えられた愛、そして広い意味での愛、全てを含んでいるかのよう。

ところで、和訳に「神の存在」と表記しましたが原詞には「God」という単語は一度も出てきません。
曲のラストに出てくる歌詞

With a presence I can feel

の「a presence」を「神の存在」としましたが、こういう英語を訳すのって難しいですね。文化的に単語に含まれている意味と背景の一つなのですが日本語だとどうも説明的になってしまって潔くない・・・。
顕在する「絶対的存在」というのは、この場合特定の宗教を指す必要は無いんじゃないか と思うので、「神の」という一言を入れるかどうか考えてしまいます。でもただの「存在」じゃおかしいしな・・・。
シンプルな単語ばかりなのに、訳すとなると非常に難しい という作品って多いんですよねU2には。
試聴リンクにお薦めできるものが見つからないのが残念〜。

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