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“40”/ U2

U2WAR


私は耐え忍んで主を待ち望んだ
主は耳を傾けて私の叫びを聞かれた
主は私を滅びの穴から、泥の沼から引きあげてくださった

私は歌おう 新しい歌を
私は歌おう 新しい歌を

この歌を歌うまで どのくらいかかるのだろう
この歌を歌うまで どのくらいかかるのだろう
どのくらい遠く どのくらい長い
どのくらい遠く どのくらい長い

あなたは私の足を岩の上に置き 
私の歩みを確かにされた
多くの人がそれを見て
かつ主を恐れ信頼するであろう

私は歌おう 新しい歌を
私は歌おう 新しい歌を

この歌を歌うまで どのくらいかかるのだろう
この歌を歌うまで どのくらいかかるのだろう
どのくらい遠く どのくらい長い
どのくらい遠く どのくらい長い
この歌を歌うまで どのくらいかかるのだろう

War
War
U2

Under a Blood Red Sky
Under a Blood Red Sky
U2

Listen Now→

旧約聖書の詩篇40篇第1〜3節までを歌った“40”。ここには「聖歌隊の指揮者によって歌わせたダビデの歌」と添えられてあるように、他の「詩篇」も全篇祈りの歌です。
「40」という数字は聖書の中でよく出てくる数字で、荒野を彷徨い約束の地にたどり着くまでの出エジプト記「荒野の40年」(旧約聖書)、やはり荒野で祈りに祈った末サタンの試みに遭うイエスの「荒野の誘惑」は40日です。試練は40と関係しているのでしょうか。
これを聴いていると、まるで賛美歌かゴスペルのようだ・・・と感じてしまうんですよね。それは「MLK」でも思うし、もっと言うと「With Or Without You」でも思う。
U2の曲は(個人的には)U2流の賛美歌なんだなと思うことが多いです。それが宗教的胡散臭さを感じさせないのは、曲のなかに普遍性を兼ね備えているからではないでしょうか。

Vertigo Tourでは主に北米でこの“40”はしばしばプレイされたのですが、残念ながらオセアニア・日本のツアーでは1度もやりませんでした。あまりにも聖書そのまんまだから意図的にセットから外したのでしょうか。聴きたかったです〜(って、これ言い出すと聴きたいものだらけですが)

あ、この「詩篇」は聖書の口語訳を参考にしました。最近は新共同訳が一般的になっていますが、私は一世代前の口語訳のほうが慣れていて愛着があるので・・・。文語訳も美しくて好きですが、そっちだと古文のようになってしまい、意味がすぐに伝わってこないという難点があるし。

それにしても訳すときの一人称には悩みますね。
ROCKの歌詞に「私は」というのはちょっと抵抗がありますが、これだけの祈りの歌に「僕」とか「俺」はちょっとないだろう・・・と思ったのでした。英語だとどっちにしたって「I」なんだから、原詩が変わるわけではないのですが考えてしまう。

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