2007年08月の記事 | Real Thing


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November Rain / Guns N' Roses

November Rain


君の眼を覗き込むと
愛が抑え付けられているのが見えるよ
だけど愛しい君、君を抱くときに
俺も同じことを感じているってこと
分からないんだろうね

だってどんなことも永遠には続かないんだよ
ひとの心は移ろいやすいものだと
2人とも分かっているはず
冷たい11月の雨の中で
蝋燭を掲げているのは難しいことなんだ

ひたすら苦痛を和らげようとして
俺たちはひどく長い長い時間
こんな状態を続けてきたよね

だけど恋人たちはいつも移ろいやすいもの
誰にもはっきりとは分からないんだ
今日 誰が恋を棄て去っていくのなんて

もし俺たちが時間をかけて
上手くことを運ばせる事ができたのなら
君のすべては俺のものだと
心安らかに思えたはずなのに
だから
俺を愛していたいのならば
愛しい人 同じ事は繰り返しちゃ駄目だよ
そうしないと最後には
俺は冷たい11月の雨のなかに消えてしまうから

自分だけの時間が必要なんだろう
独りっきりの時間が必要なんだろう
誰にだって自分だけの時間が必要なんだよ
君にはそれがわからないのかい

周囲のひとたちが君を傷つけようとしているときに
心を開いて生きていくのは難しいよね
だけど傷が癒えたなら
外には素敵な世界が広がっているんじゃないか

俺にだって自分だけの時間が必要なときがあるんだ
独りきりの時間が必要なんだよ
誰にだって独りの時間が必要なんだ
君にも独りっきりの時間が必要なんだって
わからないのかい

君の恐怖は和らいでも
その影はまだ残っているね
非難するひとが1人も居なくなったなら
君も俺を愛せるはずだよ
だから暗闇など気にしなくてもいいんだ
まだ俺たちの道は見つけられるよ
だって永遠に続くものなんてないんだから
この冷たい11月の雨だって

誰かが必要だと思わないかい
誰かのことが必要だって思わないかい
誰だって誰かを必要としているんだよ
ただ君だけがそうなんじゃないんだ


7月の来日ライブでのNovember Rainはイントロといっしょに雨の音が一瞬混じり、思わず上を見上げてしまいました。

どんなに愛し合った恋人同士も所詮は他人同士。
君を愛してる とか 守ってあげたい とか そういう安っぽい手垢の付いたラブソングが巷に溢れるなか、この痛切なラブソングはどこか異端。
お互いがお互いを必要としていながら、誰だって自分の時間が必要なんだよと突き放さなくてはならない これは恋愛に必ず生まれる軋みです。
相手との関係を壊したくなければ、双方に努力が必要であること・・・幸せで楽しいだけの時間は長く続かない。


PatienceもDon't Cryもそうですが、アクセルの書くバラードのラブソングはいつもどこか哀しく痛いですね。
ええと、ものすごく人気の高いNovember RainのPV、私はあんまり好きではありません。映画のような作りは何となく演出過剰な気がしてしまって(汗)



こちらはNovenber Rainアコギバージョン。
元々はデモとしてネットにリークしているもので、オフィシャルでリリースされたバージョンではありませんがこれが異常に素敵。
ピアノともども厚みあるアルバムバージョンも勿論いいのですが、このアコギバージョンも素晴らしいです。
動画はファンの方がPVをちょっと加工したもののようで、映像ラストでその旨コメントをクレジットされています。
それを読むとどうやらこのバージョンは、デビュー前の1986年にに録られたものだとか。
これだけ完成度の高いバラードを持っていながら、デビューアルバムの「Appetite For Destruction」には入れなかったのですから不敵ですよね〜(笑)



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